スピネットチェンバロ買取

スピネットチェンバロの買取価格表
当店でスピネットチェンバロの査定時に実際に使っている買取価格表です。
東海 TOKAIスピネットチェンバロ買取価格
器種 | 買取価格(単位:万円) |
スピネット TS-202 55鍵盤 | 12~5 |
スピネット TS-201 54鍵盤 | 11~4 |
スピネット TS-101 54鍵盤 | 11~4 |
カワイスピネットチェンバロ買取価格
器種 | 買取価格(単位:万円) |
スピネット ES-50 色目 | 15~8 |
スピネット ES-50 木目 | 12~5 |
東京古典楽器センタースピネットチェンバロ買取価格
器種 | 買取価格(単位:万円) |
スピネット GS-1 | 4~13 |
三創楽器スピネットチェンバロ買取価格
器種 | 買取価格(単位:万円) |
ベントサイド・スピネット | 25~15 |
スピネットチェンバロの査定額は通常使用できるコンディションでの査定となります。
表の額は当店近郊の場合です。遠方の場合は交通費などを差し引いた金額となる場合がございます。また地域によって買取に可否があります。
年式、椅子の有無、響板・駒などの割れや状態、外観、ジャックやプレクトラムのコンディション、弦の断線などにより表から増減する場合がございます。
査定ご依頼の際は上記のような詳しい仕様やコンディションをお知らせください。写真などがあればより正確です。
また、地域により無料での出張査定も可能です。お気軽にご相談ください。
スピネットチェンバロとは
スピネットタイプ
1440年頃のヨーロッパでその原型が生まれたとされています。スピネット(Spinet)とは「棘(とげ)」のことで「棘で鳴らすスラヴィコード」を省略し単に「スピネット」と呼ばれます。これはチェンバロの初期型と推定され、弦が鍵盤に対し斜めに張られていることが特徴です。
16~17世紀の西ヨーロッパで広く愛用され、現在ピアノで演奏されているクープラン、ラモー、スカラッティ、バッハ、ヘンデルなどの曲はこのスピネットチェンバロのために作られたと言われています。
近年はこれらのバロック音楽はできるだけ忠実に当時を再現して演奏を楽しもうという流れもあり。スピネットチェンバロが好まれて使用されています。
日本のスピネットチェンバロメーカー
東海楽器製造
日本のスピネットチェンバロメーカーとして最も有名なのが東海楽器製造(TOKAI)です。トーカイチェンバロと言えば、バロック音楽の流行時に比較的安価で本格的なスピネットチェンバロとして販売され、圧倒的な人気を誇っていました。東海楽器は現在廃業していますが、三創楽器が技術や設計を引き継いでいます。
手軽に購入でき、しかも基本的なチェンバロ機能を持ち実用に十分耐え、メンテナンスが容易なものをという市場の要求に答えた東海チェンバロは
古き良き伝統を継承しつつ、近代の合理性もプラスし製作されています。
ヒストリカルチェンバロの需要拡大に大きく貢献した功績は大変大きなものでした。
河合楽器製作所
東海に次いで多く流通したのが河合楽器製作所(KAWAI)のスピネットチェンバロです。ピアノの製造では世界第2位の河合楽器の精鋭技術者たちが、本場ヨーロッパへ渡り当時の設計図を研究。それを元に独自の改良加え、河合楽器が持つ世界最高水準のピアノ製造技術と設備、そして最高の木材などの素材を惜しげもなく使用し、全てをハンドメイドで仕上げられました。
河合楽器古典楽器販売部が舞阪工場に専門工房を設置し一台一台丁寧に手工製作されたチェンバロの名器たちは多くの古典楽器演奏家、チェンバロ奏者、愛好家に今も愛用されています。
東京古典楽器センター(ギタルラ社)
古典楽器全般を扱う東京古典楽器センターもチェンバロ専門工房を持ちハンドメイドで製作を行っています。現在はスピネットは作られていないようですが、その外観や設計などは東海のチェンバロに非常に似ています。
三創楽器製作所
三創楽器は東海楽器の設計や技術を正式に継承したメーカーです。そのため東海楽器製のスピネットチェンバロの一部のパーツや消耗部品を現在も扱っています。三創楽器のオリジナルのスピネットチェンバロであるイングリシュ・ベントサイド・スピネットは、東海製とは異なり、非常に本格的でヒストリカルな作りと外観、音色となっています。
個人製作家
大手メーカーや工房以外にも多くの個人製作家がスピネットチェンバロを製作しています。その多くは受注生産品の為、高価ですが非常にヒストリカルな作りと音色となっています。
スピネットチェンバロの高価買取機種
東海スピネットチェンバロ TS-202

鍵盤:55鍵
音域:HH~f
高さ:84cm
間口:150cm
奥行:65cm
重量:42kg
配列:単線8フィート
ストップ:リュートストップ(バフ)
東海スピネットチェンバロ TS-201

鍵盤:54鍵
音域:C~f
高さ:84cm
間口:150cm
奥行:65cm
重量:42kg
配列:単線8フィート
ストップ:リュートストップ(バフ)
東海スピネットチェンバロ TS-101

鍵盤:54鍵
音域:C~f
高さ:84cm
間口:150cm
奥行:65cm
重量:42kg
配列:単線8フィート
ストップ:リュートストップ(バフ)
カワイスピネットチェンバロ ES-50

鍵盤:57鍵
音域:AA~f
高さ:88cm
間口:171cm
奥行:68cm
重量:42kg
配列:単線8フィート
ストップ:リュートストップ(バフ)
塗色:チークorダークオークorグリーン等(オープンポア)
東京古典楽器センタースピネットチェンバロ GS-1

鍵盤:55鍵
音域:HH~f
高さ:84cm
間口:150cm
奥行:65cm
重量:42kg
配列:単線8フィート
ストップ:リュートストップ(バフ)
その他の機種
そのほか通常の1段鍵盤チェンバロ、2段鍵盤チェンバロや表に無い機種、品番でもTOKAI東海チェンバロはお取扱い可能です。お気軽にお問合せください。
どのようなスピネットチェンバロでも買取ります!
以下のようなスピネットチェンバロでも買取可能!お気軽に無料査定へお申し込みください!
- スピネットチェンバロの鍵盤が重く音が出にくい。
- ジャックが上がったままで音が出ない。買取OK?
- タングが動かない。音が出ないしジャックが動かない。
- 弦が切れている。買取できるのだろうか?
- プレクトラムが折れていて全く音が出ない。
- チェンバロのプレクトラムが弦から外れているため音が出ない、音が小さい。
- プレクトラムが弦に掛かり過ぎていて音が大きすぎる。買取できるのだろうか?
- スピネットチェンバロの響板に割れがある。
- 汚れがひどいがクリーニングして売るのは面倒。
- 非常に使用感があり、買取してもらえるか心配だ。
- ダンパーが効かないために音が出たまま。音が伸びたまま。
- 調律ができていないため、音が変だ。音階になっていない。
- 昔スピネットチェンバロ使っていて、その後保管のみ。ほったらかしなのに売れるのだろうか?
無料出張買取の細かなながれ
大型でデリケートな楽器はもちろん、小型楽器でも可能な場合があります。
1.無料査定フォームから送信。お電話からでもOK(業界初の24時間電話対応!)。
フォームから楽器の状態やご住所など必要事項を送信!24時間以内に査定額がメールで届きます。(お電話の場合はすぐに、もしくは10分程度でお答えします)
大型楽器の無料出張買取は愛知県を中心とした東海地区だけでなく関東~関西~中国地方まで無料出張できる場合がございますので、お気軽にご相談くださいませ。
2.査定額にご納得いただければ、メールを返信。
金額にご満足いただけましたら出張買取のご希望日時などをメールでご返信ください。お電話の場合はその場でも、後日でも、メールでもOK。
3.出張買取の日時をお打ち合わせ。
出張買取日時のお打ち合わせをメールもしくはお電話でさせて頂きます。できる限りご要望にお応えさせて頂きます。
4.出張買取にお伺いさせて頂きます。
お打ち合わせさせて頂いた日時に当店担当者が車でお伺いいたします。当日はご自宅でお待ちいいただくだけです。室内での移動や分解・積み込みは全て当店の楽器技術者が行いますのでご安心ください。(重量物の場合は一部お手伝いいただく場合がございます)
5.楽器を確認できたら、代金お支払い。完了!
楽器を簡単に確認させて頂き、査定時の内容に大きな相違がなければ、その場で現金でお支払い。
完了です。
チェンバロの確認ポイント。

チェンバロの鍵盤
【鍵盤の動きが悪い・重い】

ジャック部分
【タングやプレクトラムの不具合】

チェンバロの弦
【弦の切れ、未調律】
チェンバロの弦は非常に細く繊細なため調律の際に弦が切れたりすることがあります。また弦が柔らかいため正確な音階にするためには頻繁に調律しなければなりません。買取・売却をお考えのチェンバロは調律をしていない未調整の場合がほとんどだと思います。当店の場合はもちろんその状態のままでも買取歓迎・高額査定です。
※上記のいずれの場合も、査定のお申し込み時に大まかで結構ですので鍵盤や弦の状態をお伝えください。チェンバロ買取時の査定額の減額はありません。ご安心してお取引ください。