チェンバロの知識
チェンバロの基本知識
チェンバロの成り立ちとその歴史
チェンバロは14世紀頃に出現した鍵盤を使い弦をはじき発音する、撥弦鍵盤楽器。本体はグランドピアノのような形のものから箱型のものまで様々である。
発祥は詳しくはわかっていないが、ハープのような楽器に弦を弾く機構を取り付け鍵盤で演奏できるようにしたものが最初だと言われている。
その後16世紀にイタリアで現在の様式にほぼ完成され、17世紀後半まで隆盛を極めた。18世紀ごろにはピアノが開発され、鍵盤楽器の主役の座は次第にピアノに奪われた。しかし近年バロック音楽を当時の音で楽しむ古楽器、古典楽器ブームによりバブル期では非常に人気が高まり、個人製作者が増え大手メーカーも参入した。現在は少し落ち着いたもののファンは多く個人製作者も作り続けている。
発音原理は鍵盤を押すとその後端に接触しているジャックが上がり、それについているプレクトラムが弦をはじき発音させる。
音は鋭く華麗で音量もクラヴィコードよりも大きい。しかし音の強弱は付けにくい。国によってハープシコード、クラブサン、キーフリューゲルとも呼ばれている。
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チェンバロの構造と各部名称
チェンバロの基本的な構造や、各部の名称を解説図や写真付きで。
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チェンバロのメンテナンス
ジャックのスティック(動きが重い、動かない)や鍵盤スティック、プレクトラムの不具合など、チェンバロを演奏する際に知っておきたいその原因とメンテナンス方法。
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