マリンバとシロフォンの違い
マリンバとシロフォンの違い
次の3点でマリンバはシロフォンと異なる木琴と言える。
- シロフォンより低音域である。
- 音色が柔らかい。
- 余韻が豊富である。
音域については、標準がC~Cの4オクターブで横幅は約2mほどである。中には低音域が低いAまである大型のマリンバはそれ以上の超大型のマリンバまである。音板は幅、長さともにシロフォンより大きく最高音で幅4cm、長さ20cm。最低音で幅6cm、長さ42cmほどである。また音板の中央部裏側がシロフォンに比べはるかに薄く削られているという違いがある。
マリンバは下の共鳴パイプが重要で長いものは60cmにも達する。この長いパイプと、音板が薄くなっていることの共鳴作用により音の余韻が豊富となり、それがマリンバの音の大きな特徴とシロフォンとの違いになっている。
マリンバ
マリンバはC28あたりの音域を含む木琴で、4オクターブ以上のものが多く、調律は、基音・4倍音・10倍音を重視。音板の長さはコンサートシロホンに比べて短め。音板裏の削った形がアーチ形というのが大きな違い。
シロホン
シロホンはC40以上の中高音域の木琴を指すことが一般的。調律は、基音・4倍音。もしくは基音・3倍音で行います。音板の長さはマリンバに比べやや長い。音板裏の削った形が波形というのが大きな違い。