マリンバのメンテナンス

マリンバのメンテナンス

 

マリンバのメンテナンス

マリンバの保管方法

湿度:20~55%程度、温度5~30℃程度。がベストな状態を保つことができます。また直射日光を当てない。高温多湿に長時間保管しない。水・油・汚れが付着しないように鍵盤カバーを使用する(通気性の良いもの)。湿度の多い場所に合った楽器は、しばらくの間硬いマレットは極力使わない。局所的に打鍵しない。


マリンバのお手入れ

使用後は柔らかい布やネルなどで水分、指脂、汚れを軽く拭き取る。特に水分は表面の塗装を痛めたり、割れや反りの原因となるので注意すること。共鳴パイプも同様に水分は錆や変色・塗装の剥がれを生じさせるので要注意。鍵盤カバーをかける。


マリンバの調律

マリンバの調律は一般的な使用程度であれば2~3年に一度程度でよい。専門家など非常によく演奏する場合はその半分程度の期間で調律することが好ましいい。調律後長期放置の場合は狂いの具合を確認して調律する。調律は製造メーカーや販売店、専門調律師に必ず任せること。個人で調律は厳禁。


マリンバの運搬

演奏会などで分解して移動させる場合は、取扱説明書などを参考に順番通りに分解・組み立てすること。梱包時は鍵盤に力が加わり曲がったりたわんだりしないように細心の注意を払うこと。また傷や汚れが付かないように不要な布団や毛布、エアークッションなどでくるむことが望ましい。共鳴パイプがへこまないように注意。できれば専用のキャリングバッグに入れて運搬するのが最良である。


消耗・劣化部品交換

鍵盤紐

鍵盤をつないでいる紐は細く硬化、劣化すると音質が悪くなり、響きも少なくなる、音程も悪く聴こえるなど不具合が生じるので新しいものに交換する。交換の頻度は通常使用で3年程度が望ましい。バネも同時交換が理想的。

フックゴム

鍵盤下のフックゴムが年月経過とともに劣化する場合がある。特にサイトウマリンバに多い。劣化すると音質が悪くなり、響きも少なくなる、音程も悪く聴こえるなど不具合が生じるので新しいものに交換する。交換する際には音色をそろえるために、できれば全てを一度に変交換することが望ましい。

マレット

マレットは奏法や使用頻度にもよるので、見た目や音で判断して随時交換すること。