フルートのお手入れ方法

フルートのお手入れ方法
 

フルートのお手入れについて

フルートのお手入れやクリーニング

日々のお手入れ、メンテナンスのペース

演奏後のお手入れ

演奏後のフルートは管体の内部に水滴が付着。変色や錆の原因となる。特に冬場は付きやすい。

掃除棒にガーゼを通し管体内部の水分を拭き取る手入れ。

タンポの水分はベタつきやカビ、破れなどの原因となる。

クリーニングペーパーで湿気や水分を吸い取る。場合によってはパウダーペーパーを使って手入れしてもよい。

表面の皮脂やホコリは変色やメッキ剝れ、メカの摩耗のによる不具合の原因となる。

クロスやネルで拭き取る。細かな部分のホコリは筆やエアーによる手入れがよい。細かな部分へコンパウンドが入り込むと不具合の原因になる。

頭部管の反射板の位置の確認。

掃除棒の目印の位置が真ん中にあるか確認する。ずれている場合はヘッドスクリューを回しヘッドコルクの位置を調整する。

数ヶ月に一回のお手入れ

フルートのメカにサビやホコリなどがあると摩耗してしまう。

フルート専用のキイオイルを軸に少量差して手入れ。

グリスや酷いオイル汚れがあると、ごみやホコリを固着させ様々な不具合を起こす可能性がある。

ジッポオイルなどのベンジン類をクロスに少量付け拭きとるとよい。フェルトやタンポに着くと傷んでしまうので注意。

半年~1年に一回のお手入れ

頻繁に使っているとキーやタンポの閉まり具合が大きく変化してしまう

フルート専門技術者(リペアマン)がいる楽器専門店で定期的にバランス調整などのお手入れを行う。場合によっては他の調整も同時に行ってもらうとよい(定期点検)。

1年~数年に一回のお手入れ

長期間使っていると、タンポが傷んで破れたり変形してしまう。キーの曲がりや回転不良など調整レベルではよい状態に戻らない場合も多い。

フルート専門技術者にタンポ交換、バランス調整などを行ってもらう。通常使用であれば1年に1回は必ず必要。(定期点検)

10年単位のお手入れ

管のヘコミや曲がり、タンポやキーの不良などが頻発し演奏に集中できなくなる。

こういう場合はオーバーホールを行うとよい。新品時に近いコンディションに戻る。

数十年単位のお手入れ

オーバーホールや調整の頻度が多くなるとコストがかさんでくる。

フルートの買い替えも一つの選択肢。買取や下取り。

メッキ仕上げのフルートはメッキ剥がれが顕著になってくる。

再メッキは可能だが、かなりの料金がかかるためコストに合わない。